お知らせ

「机上調査書」について

緊急事態宣言が発出されて3週間が過ぎ、さらに1か月程度延長されることが決定的、と言われています。

皆様もお仕事や生活に不自由な部分も感じられているかと思います。

このような外出をできるだけ避けることが望ましい状況におきまして、最近、「机上調査書」のご依頼をいただいております。

これまで皆様には、鑑定評価書、査定書(いわゆる「簡易鑑定」)を中心にご依頼をいただいておりますが、幣事務所の価格調査メニューであります「机上調査書」につきまして、あらためてご紹介させていただければと存じます。

机上調査書は、簡単に言いますと、「現地調査を伴わない簡易鑑定」ということになります。

調査対象の不動産や、比較する取引事例について、現地調査は行いません。

用途地域など、役所での調査は、WEBサイトで公表されている情報等を活用し、またケースにより役所に赴いて行います。

今般のような外出が難しい状況だけでなく、現地を不動産鑑定士がウロウロするのを避けたい場合、至急おおよその不動産価格を確認しておきたい場合、などご事情により活用いただける案件もあるのではないでしょうか。

報酬ですが、現地調査を伴います「査定書」の場合が原則165,000円(税込み)のところ、「机上調査書」は110,000円(同)とさせていただいております。

依頼いただきましてから納品までの期間は、査定書と同じく約2週間が目安となりますが、現地調査を省略することで、査定書より早くお届けすることが可能になる場合も多くなっております。

内容は「査定書」と同じになっており、付属資料につきましても同様ですが、机上調査書には、現地の写真はありません。

不動産は現地を見てわかることも多く、現地調査を伴う「鑑定評価書」「査定書」の方が、より正確な情報を皆様にお伝えでき、「机上調査書」は精度が多少劣るという点は否めませんが、案件ごとに事情や目的により、ご相談ご依頼いただく際の参考になれば幸いです。

机上調査書等のご依頼に限らず、不動産に関係するご相談等ありましたら、何なりとお声かけください。

まだまだ大変な時期が続きそうですが、皆様におかれましても体調には十分ご留意されてお過ごしください。

今後ともよろしくお願いいたします。